オレカ少年団と幻想の民〜最終決戦と決意のSAVEの章〜

＊君も笑えよ。 ページ7

『人間達は、持てる力全てで彼を傷つけました。彼は、何度も何度も殴られました。アズリエルは、人々を皆殺しにする力を持っていました。』
ハロウリエル「痛々しいな…」
霊夢「…人間にも、こういう奴がいるのよ。」
『けれど…アズリエルはやり返しませんでした。人間の遺体を抱きしめて、笑って立ち去ったのです。』
魔理沙「やり返さなかった！？」
咲夜「…傷つけられても…優しい性格のままね。」
『傷付いたアズリエルはよろめきながら地下世界へ戻り、城につくと崩れ落ちてしまいました。彼の体は塵と化し、庭園に散ったのです。』
レミリア「…！？そんな…」
フラン「アズリエルまで…」
『王国は絶望に包まれました。王と女王は、一夜で２人の子供を失ったのです。人間は、私達から大事な物を二度も奪っていきました。』
ファイヤ「そりゃあ…２人を、１日で失ったんだもんな…」
『王はこの苦しみをもう終わらせようと決心しました。落ちて来た人間は全て殺さなければ。十分なソウルがあれば、結界を破る事ができる。』
デー太「…だからソウルを集めてたんだ。」
『今はもう先の事じゃない。アズゴア王が自由にしてくれる。アズゴア王が希望をくれる。アズゴア王が救ってくれる。』
岩鉄「人間のソウルがあれば、結界を破れる…そうしたら、自分達は自由になれるというわけなんッスね？」
真弓「ああ。」
『君も、笑えよ。ワクワクするでしょ？幸せでしょ？』
全「…！」
『君も、自由になれるんだ。』
フリスク「自由…か。」

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