#情けない ページ8
前を向けば目に入るのは刀を持った敵。
そいつらはこちらに気づきグルルッと鬼みたいな声を出す。
肩に乗せるようにして持つその刀は僕らのに比べて太く、そして鋭かった。
一瞬刀の大きさに驚いたが、僕は素早く刀を構える。
敵の数は6。しかも大太刀が4体に太刀が2体という最悪の組み合わせだ。
ゴクリと唾を飲み込む。
そして何故か滴れる汗。
手は異常な程に濡れた。
……………………なに、僕、もしかしてびびってる????
あれほどの戦場を経験したくせにこんな鬼ごときを恐れているのか??
…………ははっ笑
馬鹿なのか僕は。
貴方「みんな行くよ」
そう一声かけた刹那、僕は地面を蹴った。
その反動で高く舞う。
それを利用して敵を見下ろした僕は素早く刀を振った。
振ると同時にグワァァァと苦しむ声。
あぁ良かった。大太刀1体討伐完了。
辺りを見渡すと一生懸命戦っている弟達。
おっ、一期は大太刀を1体倒してくれたみたいだ。
僕だって負けていられない。
大太刀1体討伐したくらいでいい気になるな。
残りは大太刀2体と太刀2体。
短刀の薬研に大太刀と戦わせる訳にはいかない。
貴方「一期、僕ら2人で大太刀を倒すぞ」
一期「了解しました」
骨喰、鯰尾、薬研頑張って太刀を倒してくれ。
そう心に思いながら僕は大太刀めがけて走り出した。
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すずか - しろさん» 読んでくれてありがとうございます！亀更新ではありますがこれからもよろしくお願いします！ (2019年3月26日 7時) (
レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)
しろ - とてもいいですね！自分こういうの大好きなんです。更新頑張って下さい応援してます。 (2019年3月25日 18時) (レス) id: 50af05c841 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Raimu | 作成日時：2019年3月18日 17時
