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結局私は逃げた
夢は諦めたくない
でも学校はツライし
関ジュのみんなにも迷惑かけたくない
そうジャニーさんに相談したら
「東京においで」
って言ってくれた
明日から私は東京Jr.
東京で成果残して
ちょっとでも関ジュのこと知ってもらうんや
また関ジュのこと考えてしまう
. .
きっと照兄のせいや
照兄達のせいや
たった1日休んだだけやのに
みんなからめっちゃメールくるんやもん
先輩達も後輩達も
もう何件くんねん
望くんなんか
後輩の中で1番当たり強かったのに
照兄より早くメールくれてん
ほんま迷惑やわ
なんて強がってみるけど
溢れてくる涙は止められへんかった
ほんまはお昼に大阪を発つ予定やったけど
なかなか離れられへんくて
生まれ育った街を離れるんは
めっちゃツライねんな
夜、1番最後の新幹線で東京に行く
家を出たら
空に綺麗な月が浮かんでた
細い月の光が足元を照らしてた
あまりに弱々しい光で
これからの私の道みたいで
不安になった
大きな不安に押しつぶされそうになりながら
駅まで歩く
その時電話がなった
携帯に表示された文字は
“ 照兄 ”
思わず出たくなったけど
声聞いたら
決意が揺らぎそうで
涙が溢れそうで
でも、学校のことを思うと
やっぱり逃げ出したいねん
私、弱いから
逃げることしかできひんねん
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作者名：朔也 | 作成日時：2017年7月3日 15時
