水曜日、シフトA《青》

#13 ページ13

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悶々と考えてたらあっという間に今日が終わってしまった。









気は重いがアルバイトには行かないといけない。









重い足を引きずりながらお店に向かった。









バックヤードの扉を開けると、そこに翔太くんの姿は無く少し安心した。









安心して一息ついたのも束の間、扉が開いて謝らなくてはいけない人が来た。









「あ、Aちゃんおは」









「おはようございます、一昨日は本当にごめんなさい！」









翔太くんの挨拶を遮って勢いよく頭を下げて謝る。









「完全に酔っ払ってしまって、ご迷惑かけて申し訳ないです…」









下げた頭を上げられずにいたら









「え、気にしなくていいよって言ったよ」









こちらこそ、え？あの気にしなくていいよは許している方だったのかと察した。









「ていうかせっかくタメで話してくれたのに、また敬語に戻ってんじゃん」









俺最初からタメで！って言ったのに！！









と何だか違う方向性の怒りを向けられる。









「いや本当にあの時酔っ払っていたので…タメで話してしまってごめんなさい」









「………Aちゃん悪かったな〜って思ってるってことだよね？」









「もちろんです…」









「……じゃあこれからもタメで話してくれたら許そっかな」









あーーあ！俺結構根に持っちゃうぞー！もうAちゃんのオーダーミス助けてあげないかもー！いいのかなー？









とニヤニヤしながら顔を近づけてくる。









「……翔太くん、ごめん許して」

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