内線番号：505《紫》

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急にドヤ顔をしてくる深澤さんに笑いが止まらない。









「えー、俺は名前で呼んで、Aちゃんは深澤さんなのずるくない？」









「いやいや、先輩なんで…」









と渋っている私に









「んーみんなふっかとか呼んでるからさ、ね、気楽に呼んでよ！」









ふっかって呼び捨てで呼ぶのもやっぱりあれなので









「じゃあふっかさんって呼ばせてもらいます」









おう、そうして！と何やら楽しげなふっかさん。









着いた、と言ったお店は行ってみたかったラーメン屋さん。









「Aちゃんここ行ったことないって言ってたからどうかなって思って」









「すっごく嬉しいです、楽しみです」









なかなかラーメン屋って女1人で入りにくいんだよね。









お昼時より少し早かったからか、すぐ席に案内された。









「Aちゃんどれにする？俺はねいっつもこれのかため・濃いめ・多め」









「私ここ始めてなのでそれの全部普通にします」









すいませーん、とふっかさんがお店の人を呼んでくれて注文をする。このお店の人を呼ぶことあまり得意ではないからやってくれてちょっと嬉しい。









出てきたラーメンの見た目から美味しそうな姿に感動。









気合を入れて巻いてきた髪をくくる。









「ん！美味しい〜！！」









「でしょ！？俺絶対Aちゃん好きだと思ったんだよね」









意気揚々と食べ進めるふっかさんにつられて私も食べ進める。

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