内線番号：505《紫》

#13 ページ13

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「いやー、めっちゃ面白かったね」








「予告で想像していたものの倍は凄かったです…！」








思っていた以上にテンションが上がる。








外に出て太陽の眩しさに目が眩む。








これからどうするのかなと思っていると








「Aちゃん今日って夜まで空いてる？」








「あ、空いてますよ」








「本当？じゃあさ夜ご飯も一緒にどう？」








「……お財布出させてくれるなら行きたいです」








ジーっと彼の顔を見ると、ハハっと笑って








「いーよ、夜までちょっと時間潰そっか！」








近くにカフェでもないかなーっと探し始める。








「俺カフェラテにしよっかな、Aちゃんは？」








「私もふっかさんと同じものにします〜」








「ちょっと混んできたよね？Aちゃん席取っておいてもらえる？」








「分かりました、あ！お金…」









「俺出しておくから後でちょーだい？」








「絶対受け取ってくださいね！？」








了解だよー、とひらひら手を振られる。








少し待っていると、トレーを持ったふっかさんが来た。








「ありがとうございます、いくらでしたか？」








と聞くと








「え？いいよいいよ、いつも目黒にも奢ってるし」








いや、目黒くん何先輩に奢らせてるのって思いつつ








「本当払い…」








と言った言葉を遮るようにふっかさんが








「俺めっちゃカフェラテ好きなんだけど、Aちゃんもカフェラテ好きなの？」








と聞いてきた。









「え…はい、カフェラテ好きです…」








「俺カフェラテしか飲まないんだけど、1日に何杯も飲むからカフェラテみたいな色してきたんだよね笑」









ほら、見て？と真っ白な肌を見せられる。








「ふふっ、何言ってるんですか笑








ふっかさんすごく肌白いじゃないですか」








自分の中でかなりツボってしまい笑いが止まらない。









「Aちゃん笑ってる顔かわいいから、そーやって笑っておけばいーの」








突然言われた"かわいい"という単語に急に顔が赤くなるのを感じた。

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