第1次結婚ラッシュが終わりました《青》

#17 ページ17

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飲み会も終盤に差し掛かり、結局今日の結論として結婚がしたいなら翔太くんを諦めるか、逆プロポーズかということになりそうだった。







「まあ現実的に逆プロポーズなんて私には出来ないし、そもそも翔太くんが私と結婚する気があるのか分からないんだよね」







なんて自嘲気味に笑う。







私からしてみればこんなに付き合ってるんだよ？とも考えちゃうけど、それはただのエゴ







「A先輩、もしもですよ彼氏さんに結婚する気ないなんて言われたらどうするんですか？」







ちょっと聞きにくそうな顔で聞いてくる後輩くん







「ん〜、どうするって言われてもなぁ…結婚しないままこの関係続けるのかと思うと複雑だよね、別の人探しちゃうかも」







別の人にするかもなんて初めて言った気もするが、実際結婚してくれないなら別れる！っていう修羅場もよく耳にする。







「は！？お前翔太くんと別れるかもってこと！？」







ふっかは飲んでいたグラスをゴンッと机に置く。







「まあね、よくある話になっちゃうのかもしれないよね私たちも」







「なんてったって27歳だからね、そんな時間的な余裕なくなってくるんだよ男の人と違って」







きっと男の人には分からないこの年齢っていう問題







「ふっかさんこれは難しいですねぇ…」







と頭を抱え出す向井くんと







「バカお前俺もAと同じ歳だわ」と向井くんの頭を叩くふっか







こんな楽しい飲み会なのに







タイムリミットは自分が思っているより早く迫っているのかもしれないと感じてしまった

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