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カルナ「......その勇気、アルジュナ様に代わって讃えましょう。その勇気に敬意を表し、願いを一つぐらいは叶えてあげます。」

「この神聖なる儀式に、何人たりとも割り込むことは許さない。このような罰は、最初の一回のみで構わないだろう?」

カルナ「しかし、名目上」

「この私が許さないと言っているんだ。さっさとやれ。」

カルナ「...使い魔を用いて、アルジュナ様に確認させます。その間にさっさと罰を終わらせましょう。衛宮切嗣が残した、この起源弾を使ってね。」

カドック「待て...」

ジーク「頼む!この人はもう魔術師をやめるんだ!」

「これは魔術師の約束だ。父もそれを分かった上で、私に主導権を託している。父としてはさぞかし辛かろうが......これも一つの運命だ。」

魔術を使うことで、起源弾は最大の効果を発揮する。それを切嗣本人に教わったことを思い出し、私は軽く身体強化の魔術を使い始める。

強化に意味はない。意味があるのは、魔術を詠唱している時のみ。

オベロン「マスター!!!」

「......」

痛いんだろうな、これ。一歩間違えたら死ぬし。

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作者名:琲世 | 作成日時:2022年1月25日 0時

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