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「レイシフト実行可能率■%へ上昇を確認。早速試すか?ロマニ・アーキマン。」
ロマニ・アーキマン「試すのはダメだから!!!」
「チッ...真なる聖杯戦争の事実を暴露するぞ、この野郎。」
ロマニ・アーキマン「誰が暴露させるかッ...!そこの候補者!?このバカを止め」
カウレス「......」
「......おや、カウレスじゃないか!やはり私の魔眼は素晴らしいなぁ!君と今日出会える確率が大きかったものだから、ずっと待っていたんだぞ!」
ずっと待っていたのは、こっちなのに。
カウレス「怒るよ。」
「怒ってもいいさ。その前に渡すものがあるのだろう?この私から預かったもの、失くしていないだろうね。」
手に握っていたそれを、Aの右手の薬指に付ける。怒りたい気持ちでいっぱいなのに、それ以上に嬉しくて堪らない。
カウレス「今からロンドンに帰って式を挙げよう、A。」
ロマニ・アーキマン「____マジ?」
「三年後に頼む。この三年で君の価値を定めてから、君と共に生活を送りたいからね。」
死んでるものだと言われても、俺は君のことを諦めなかった。例え叶わぬ夢だと笑われても、あのバカは簡単に死ぬような女ではないと知っていたから。
だって、こいつは天才なんだから。
「三年後には魔術師とはきっぱりお別れする!そうしたら、今度こそ君と最高の生活を送ろうじゃないか!」
カウレス「...ああ!約束するよ、A!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年1月25日 0時