2013年■月■日 ページ45
オルガマリー｢そうなのよ！お父さんったら、勝手に聖杯を持ち帰ってきたみたいで！それも単なる噂に過ぎないのだけれど、私はそれでカルデアを設立したんじゃないかって睨んでるわ！｣
ライネス｢かもね。マリスビリーもあの雪山から全く帰ってこないし......ところでフラット、スヴィン、カウレス。君たちはカルデアのレイシフトメンバーとして、向こうに招待されたのだろう？｣
フラット｢みたいなんだよなー。何するか分かんないけど、この三人でなら上手くやれる気がする！｣
スヴィン｢同感だ！なっ、カウレス！｣
カウレス｢......そうだな。｣
ライネス｢専用のヘリも、じきに到着する頃だろうさ。それまでに荷物の確認もしておくといいよ。｣
2013年、俺たちはカルデアへ招かれた。Aに預かれと言われた婚約指輪を手にし、僕たちはカルデアへ向かった。
カウレス｢......マリスビリー所長が死んだ？あのロードが？｣
ムニエル｢不審死だって聞いたけどさ、本当におっかないよな...｣
マリスビリーはもともと寿命が短いものだったと聞く。病死などなら分かるが、原因は不審死。結局誰にも真実は分からず、彼の死はこれから娘に伝えられるものだとされた。
キリシュタリア｢カドック、オフェリア。これからレイシフトの......｣
オフェリア｢...カウレス、久しぶりね。今もその指輪を持ち歩いているの？｣
カウレス｢...！｣
オフェリア｢そう緊張しないで。大丈夫よ、もうすぐで指輪を渡す相手と再会できるんだから。｣
フラット｢えっ？｣
スヴィン｢再会できるって...アイツ、結局死んだんじゃ...｣
まだ何も分からず、ただ三人で歩き続けた。オフェリアさんの言葉を元に、ムニエルさんの話も聞かずに、いつの間にか俺だけがカルデアを走り回っていた。
芥ヒナコ｢...なに、あれ。｣
カウレス｢A！！！｣
芥ヒナコ｢A......ああ、Aチームを拒否した......まあいっか。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年1月25日 0時
