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紫式部｢ひぃ...！わ、私なんかじゃ無理だったんです！ごめんなさい〜...！｣
小鳥遊カエデ｢ここまで食い止めれただけでもすごいって！ねっ、アストルフォ！｣
アストルフォ｢そうそう！ボクたちは市内で皆の帰りを待つだけでいい。後は前衛にいる皆を信じよう！必ず戻ってくる！｣
紫式部｢はいっ...法師様、またの名を蘆屋道満。私たちを助けてくれて、本当にありがとうございました。何故あなたのような方が、窮地に陥ってしまった私たちを助けてくれたのか...｣
蘆屋道満｢妻に良くしてくれた礼です、藤原薫子殿。儂の死後も、取り残された妻と息子を守り続けてくれたのだとか。......そのような恩がなくとも、いつでも助けはします。しかし、所詮は陰陽師。恐ろしければ、いつでも殺して｣
紫式部｢い、いえ！ただお礼が言いたかったんです！本当にありがとうございました、法師様。もし他の方々に会うことがあれば、どうか救ってあげてください。あなたの今を問うような野暮な真似は、決してしないと誓います。｣
蘆屋道満｢......ええ。それはもちろん、滞りなく。必ず皆様を助けると誓いましょう。晴明のようにやれずとも、この儂にも救えるものはありますので。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年1月25日 0時
