最後の聖杯戦争 (ページ4)

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ウッドワスが乱心した？そんなのウソよ。

あんな犬でも、お母様への忠誠心は本物だったわ。あの犬がお母様を襲ったのだとしたら、それはベリルのせい。あの薄気味悪いオーロラのせいよ。

手足をもがれた少女｢ありがとう、魔女さま。こんなに頑張ってくれて、ありがとう。みんなは魔女さまを悪く言うけれど、わたしは魔女さまに感謝しています。わたしたちのために、ありがとう。わたしなんかのために、ありがとう。｣

優しいお母様。こんなにも醜い私を拾ってくれた、私のお母様。ウッドワス、お母様に傷をつけたことは許さないんだから。私みたいに醜くなっちゃうじゃない。

使いすぎて棄てられた少女｢ありがとう、わたしに水をくれて、ありがとう。でもそれは、どうか魔女さまがお飲みください。｣

お母様はブリテンを守るためだけ、愛してもいない妖精たちを守ってくれました。私もきっと、その中の一人なのでしょう。私は愛されていません。

......いいえ。お母様は私が生きていられるよう、悪逆に生きろと教えてくれました。善の私は、またぼろぼろになった雑巾みたいに棄てられます。ですから私は、悪性を身に付けました。

モルガン｢やめ、て。私を、玉座に、玉座に、戻せ......！もう、ブリテンを、失いたく、ない......｣

愛されていました。

だというのに、私は止められなかった！お母様に群がる最悪な妖精たちを殺せたはずなのに、怖くて前に出れなかった！

......悪逆に、残虐に。それでも私は幸福な生き方ができなかった。

■■■■■、あなたとも、普通に、ともだちに、なりたかった。

手足が腐った私は、ぐちゃぐちゃにされたお母様から逃げるように、妖精たちから逃げるように、死を選びました。

モルガンの後継者｢はは...ははは...はは...ああ、ああぁああ......ぁあああああああ......！｣

ケルヌンノス、お母様がただ一つ恐れた、怖い神さま。

大穴の底の真っ赤なめ。2000年かけても閉じられなかった、終末のフタ。

私は神さまに身を捧げ＿＿＿＿神さまは私の声に呼応するように、目覚めました。