最後の聖杯戦争 (ページ11)

今日:4 hit、昨日:34 hit、合計:827 hit

会議ページ11

藤丸立香を除く、六人のマスターが気付いていた。この聖杯戦争だけに留まらず、かつて冬木を壊滅させた聖杯戦争にも裏があることを。その答え探しの話し合いをするまで、多少の犠牲を払う結果となった。

｢支えてくれてありがとう、プリテンダー。｣

オベロン｢僕の真名を隠さなくて構わない。というより...ここにいる全員、隠す必要なんてないと思うよ。僕は妖精王オベロン、この子はブランカ。｣

蘭陵王｢セイバー、真名を蘭陵王と申します。｣

妖精騎士トリスタン｢赤い踵の妖精騎士、トリスタン。お前らザコに真名なんざ教えねぇっての。お母様がくれた着名(ギフト)こそが、私の力を最大まで引き上げてくれるんだから。｣

秦良玉｢ランサー、秦良玉。藤丸殿がマスターです。｣

サンソン｢シャルル＝アンリ・サンソン。我が命は神秘様、そしてA様のために捧げます。それ以外は正直どうでもいいです。｣

紫式部｢紫式部という者です。クラスはキャスター...その、陰陽師としての力にも覚えがありまして。だからキャスターとして選ばれたものかと。よろしくお願いいたしますね。｣

アレキサンダー｢僕はライダーのアレキサンダー。征服王イスカンダルと同じ存在ではあるけど、彼と同じ思想ではない。あまり身構えなくて大丈夫だからね。｣

所詮は消え行く回路、別に捧げたところで意味はないと思っていたが。

｢君たちはキレすぎだ。ハゲになるぞ。｣

エルメロイⅡ世｢毛根なら生きてるから安心しろ。｣

｢そうか。｣

私への殺意というか、なんというか......なんか強すぎる。正直気持ち悪い。