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アストライア｢ルヴィアゼリッタ改め、アストライア。まだ目覚めない者たちの護りは、私に任せてくれてもよくってよ。こういう場合は、より神性などが優れている者が突撃するのが当たり前ですわ。｣
イシュタル｢えー...本当にそれでいいのかしら。アストライア、それは自分の神性が低いって言うのと一緒よ？｣
アストライア｢現にそうですもの。私はこの霊基の力を引き出せていない。対して、あなたたちは限界まで引き出すことに成功した。武力で敵を黙らせるのが一番ではなくって？｣
五人、俺を含めた五人という意味。誰を連れていけばいいのだろう。力だけで黙らせるのは、なんか違う気がするんだ。Aを悲しませるだけだと思う。
なら......どうする？
カウレス｢...｣
悲しませるから、だから優しくした。それが不幸を招いて、Aは慣れない自害を決意してしまった。
カウレス｢先生、グレイ、ライネスさん、衛宮。ついてきてくれますか。｣
エルメロイ�鏡�｢...選んだ理由は？｣
カウレス｢四人なら、あのバカを正当な力で黙らせる気がしたんです。｣
千子村正｢あー...まあ、やれるだけやるか！儂もあの嬢ちゃんには恩がある。儂に全てを託した依代のためにも、ちゃんと働いてやるよ！｣
ごめんなさい、ごめんなさいと。バカみたいに謝って、バカみたいに泣いて。今度こそ俺が助けないと、AはいつものAに戻ってくれない。
カウレス｢血原蓮、立て。｣
血原蓮｢なんだい？｣
カウレス｢......どういう手段で異界とやらに踏み込んだのか、どういう手段で聖杯を手に入れたのか、それを得るのはカルデアの仕事だ。俺にやれることは一つだけ、今からお前を殴る。｣
血原蓮｢いいよ。僕はそれで反省もしないし、これからもあの子を見ているからね。｣
カウレス｢一つだけ言ってやるよ。次にAに手を出したら...俺はこの人生すべてを捧げ、愛してしまったアイツのために、お前と戦う。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年1月20日 19時
