魔眼蒐集列車の行く場所 (ページ28)

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私に贈られたものは、いつか聖杯戦争が行われたときの贈り物。

私がその召喚で呼び出せるものはオベロン。クラスはプリテンダー、聖遺物は彼がいつも愛用しているとされる王冠。

カウレス｢列車の音もうるさかったな...近くに線路なんてなかったのに。｣

｢っ...！｣

カウレス｢A？｣

｢...少し、吐きそうになった。もうちょっと丁寧に背負って。｣

ご丁寧なことに、王冠を保管するための小さな金庫も、我が家の私室に送られてるらしい。学友が言う異界のマスターとやらは、本当に面白い。

特殊クラス、人理修復など、本当にあるのなら笑い出してたところだ。どうせ嘘のくせに、それを事実と言い張る周りも面白い。

人理焼却なんてものは存在しないというのに。

｢二日目...どうするか。｣

カウレス｢とりあえず、皆でご飯を食べてから決めようか。体は痛い？痛くない？｣

｢この怠さは夜まで治らん、つまりはお前死ね。｣

カウレス｢老人になったらくたばってあげるから、一緒にご飯食べようねー。あっ、先生おはよう。｣

エルメロイⅡ世｢おはよう、不純生徒。｣

カウレス｢だって成人してるし...｣