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＿＿＿＿AP、しちゃった。
｢(どうしようどうしようここまで天才だった自分を恨んだことはない凡人でありたかった何でもできます夢主人公です☆的な立ち位置いらないんだよ死ねよマジでどうしようこのままじゃ本当に素直になっちゃうし)｣
カウレス｢Aっ！｣
｢...！｣
カウレス｢......あの、一緒に、買い物、する？｣
向こうもすごくぎこちない。こんなハズじゃない。ただの学友として、厳格な小鳥遊家の次期当主として、ちゃんと生きていかないと。私は彼なんかの目の前で、自分を崩すような女じゃない。
頑張らなきゃ、頑張らなきゃ...
｢私も...お願い。｣
......どうせちょっと掴むなら、カウレスの指なんかじゃなく、大胆に手でも掴めばよかっただろうか。
カウレス｢手、繋ごう。一緒に買いに行こう、結婚指輪。｣
｢...知ってたなら言えよ、クソ男が。｣
向こうに率先されないと、まともに繋ぐこともできない。ちゃんとしないと。
カウレス｢あの、さ。ゆっくり慣れるのが、一番だと思う、よ。｣
｢ゆっくり...｣
カウレス｢ああ。俺が手伝うから...とりあえず、行こうか。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年1月20日 19時
