魔眼蒐集列車の行く場所 (ページ17)

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今夜、冬木では花火大会が行われる。その日を狙って、彼らは時計塔から無理やり自由を奪い取ったのだ。普通ここまでやるか？などと疑問に思ったが、退去する前にメリュジーヌと出雲阿国が圧をかけ、無理やり承諾させたと。

沖田総司｢僕の愛する日本...！実に気持ちいいね！｣

｢ついでに仕事もある。封印を解き、コヤンスカヤと共に女神討伐の時間...｣

コヤンスカヤ｢そこは大人の私にお任せを。小鳥遊様はご友人とお遊びください。｣

｢......そうだな。君はとても強い女性だし、信用に値する。どうか無事に戻ってきてくれ。｣

冬木でも仕事をする予定ではあったが、学友と行事を楽しむことが学生の本分。だから多くの仕事をやれるうちに片付けて、荷物が軽い状態でこちらに来ていた。

女神討伐の仕事もコヤンスカヤが請け負った。後は......ロマニ・アーキマンを拉致して、彼への土産を選ぶだけ。

ロマニ・アーキマン｢どうしたんだい？急に呼び出して。｣

｢拉致する前に現れるとは...驚いたな。ロマニ・アーキマン、我が婚約者への土産を共に選べ。｣

ロマニ・アーキマン｢......僕が！？｣

いつも優しくしてもらってる礼としては、悪くない考えだと思う。そもそも人として当たり前の行為なのだが。