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「私のノートを返せッ!!!」
血原蓮「...喋れたんだ。ノートは地上に捨てるよ?君の血がたくさんついてるんだから、バカな魔術師は君を死んだと思い込む。」
「でも...」
血原蓮「助けも来ない。可能性を消し去ってしまえば、彼らは簡単に人を見捨てるんだ。魔術師とはそういうものだろ?これで僕と君は二人きりだ。......万が一に備えて、聖杯を捧げるのは後にするけどね。」
彼らなら必ず来てくれる。小鳥遊家から支援もしたんだ、多くのことを学ばせたんだ。私たちには恩がある。だから必ず
「(......いや、来ないか。)」
私がそう思ってる時点で、彼らは来てくれない。私に縁などなかったんだ。どうせカウレスも来ない。
「伝えておけばよかったな...私もお前を愛している、と。」
血原蓮「それ、誰のこと?」
小鳥遊神秘「......あ?そのザマで戻ってきた上に、我が娘を見捨てたと。」
小鳥遊カエデ「神秘、それは誤解です。血原蓮に触れた瞬間、彼らは地上に倒れていた。例の店の地下へ通ずる道もなかった。どう考えても...」
小鳥遊神秘「敵の罠にハマったのは誰だ。カエデ、俺は元からこういう性格だ。役立たずに任せては、仕事も捗らん。早々に敵を片付けるぞ。」
小鳥遊カエデ「......」
小鳥遊神秘「カエデ?」
小鳥遊カエデ「私は皆様の世話をします。神秘もどうか、屋敷に留まってください。向こうが聖杯らしきものを所持している以上、何かが起こるかもしれない。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年1月14日 8時