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天才必須の睡眠薬と魔獣たち ページ5
｢ピンポイントで睡眠薬だけありませーんとか、世界マジでふざけんなって話ですよ！あなたにも付き合ってもらいますからね！？｣
エルメロイ�鏡�｢それは構わないが...なるほど、この前の件か。｣
｢権力好きのジジイとババアには困ったものですよ。腰を痛めてる程度の老人なら、介護してやりたいってぐらい好きですけどね。何も考えてない、特に同じ質問ばかり繰り返す魔術使いは嫌いなんです。｣
エルメロイ�鏡�｢魔術使いという呼称は不名誉なものだぞ。その言葉自体、控えることを覚えておけ。｣
｢呼んで正解ですよ、あんなもの。根源を目指さず、権力ばかりを振りかざす時計塔とか、聖堂教会とか。上の奴らは全員嫌いです。あっ、一部は除きますけどね。｣
エルメロイ�鏡�｢......常識人枠はどこに消えた？｣
｢カウレスは？｣
エルメロイ�鏡�｢いつか本性が出そうで怖い。｣
｢あー、すっごい分かる。煙草、私も吸っていいですか？中学の頃から好きなんですよねー。｣
エルメロイ�鏡�｢いいぞ...は？中学の頃から！？｣
｢天才は不良ではないなんて法則、太古の昔に消えてますよ。赤子だって幼稚園児だって、興味を持てば一度は加えるものです。私の知り合いにも、小さい頃に興味を持って父親に吸わせてもらったら、気持ち悪くて中身まで吐いたって子がいましたよ。そのトラウマから、今も吸えてないって聞いてます。｣
エルメロイ�鏡�｢ある種の教育か...お前、他にも不良エピソードはあるのか？｣
｢ありますよー。また今度話してあげますね。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年1月14日 8時
