エルメロイ教室の問題児の事件簿 (ページ36)

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エレシュキガル｢...オッケー、地上が見えたわ。まだ救急車で運ばれていて、息はしてないけど生き返る可能性があって...｣

｢凛、君にはそんな趣味があったのか？これは笑えることだ！ぜひエルメロイ教室でその趣味を広めたいところだが...生憎と、スマホはないようだね。｣

エレシュキガル｢私は冥界の女主人、エレシュキガルよ。貴女は死んだ、でも魂はここにある。向こうの体は無事だから、今すぐにでも生者の世界に戻れるわ。｣

｢......今は君の遊びに付き合ってやる。それで？何に困っている？｣

エレシュキガル｢察しが早くて助かるわ！えっとね......最近、地上では死者の数が多くなってるでしょ？私たち神様は、ずっと昔に人と別たれたけど、聖杯の影響で神は再び降臨したわ。｣

｢うん、で？｣

エレシュキガル｢この世に現界したからには、私は死んだ人たちに寂しい思いをさせたくないの。まだ生き返る望みがあるのなら、私はそうしたい。......お願い！地上のデータと照合して、その望みがある人の名前を言うだけでいい！私の仕事を手伝って！｣

｢退屈だったし、そのぐらいは構わないよ。その前に一つ聞きたいけど...あの猫、生きている？｣

エレシュキガル｢もちろんよ！急いで地上を確認してみたら、ずっと貴女から離れたくなさそうにしてた！｣

｢......可愛い子だなぁ。いいよ、手伝ってあげよう。自称神様にでも媚びを売っておけば、私の未来も安定しそうだからね。｣