エルメロイ教室の問題児の事件簿 (ページ34)

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いつものふざけたバカ。また180度回転で、えげつないものを創造している。その才能に嫉妬する先生は見るに堪えないし、ルヴィアも呆れてる。なんなら今、少し眠くなってきた。

ロマニ・アーキマン｢あの...少し、分かりづらい箇所があって。｣

｢ん、どこかな。｣

ロマニ・アーキマン｢魔術はなんとか追い付いてるんですが、今はそれと平行して普通の学業もやっていて。この英語の文章なんですけど...｣

彼に学を教えることが多くなった。彼は数年前までの記録が見つからない、謎多き男。突然この世界に現れ、まるでそれ以前はこの世界に存在しなかったかのように。でも嘘をつけるような男とは思えないし、特に疑うことはない。

｢これで完璧だ。他は？｣

ライネス｢A！一緒にお仕事しよー！｣

｢ライネス...ごめんね、授業はまた後で。同行者は不要？｣

ライネス｢この私がいるから大丈夫さ！というわけで兄上、私のAはもらっていくよ～♪｣

エルメロイⅡ世｢お前のじゃないだろ！！！フラット、まだ話は終わってないからな。｣

フラット｢すみません先生！俺は逃げさせていただきます！｣

エルメロイⅡ世｢今日こそは捕まえてやる！！！｣

血原草子はおとなしい。時々私に微笑んできて...

｢ヴエッ｣

めっちゃ吐き気がする。

カウレス｢行ってらっしゃい。｣

......カウレスに話しかけられたりするのは、嫌じゃなくなってきた。