検索窓
今日:21 hit、昨日:0 hit、合計:590 hit

外伝:ロマニ・アーキマンの生きる世界 ページ32

ロマニ・アーキマン「......」

いや、普通に知らない。誰だあの人。

血原草子「コヤンスカヤ!他人に話しかけるのは失礼だろ!?」

コヤンスカヤ「いや、今さら貴様に遠慮など不要だろう。」

血原草子「そういうものじゃなく...!」

男の方が常識がなさそうな見た目をしている。ボロボロの布切れで顔を隠してるし、それなのに男の方がまともなのは何故だろう。

「コヤンスカヤ、今日も商談に......」

血原草子「......」

マリスビリー「おや?」

「チッ、ここで血原とマリスビリーを殺すか。ちょうど今は人も出歩いていない、静かな深夜のロンドンだ。カメラには別の情報で上書きしてやるよ。」

ロマニ・アーキマン「(ええ......)」

突然現れた女性は物騒だし、もう情報量が多すぎる。

「マリスビリーはまだ生かしておくか。父にとっては良き友人であり、良き商売相手でもある。そこの君、死にたくないなら逃げた方がいい。」

血原草子「俺も死ぬのはごめんだ。俺とロマニは友達だからな!」

しかもいつの間にか友人判定されてるし、ボクの後ろにいるし。もしかしてボク、知らない変質者の盾になっている?

「......なら今すぐ消え失せろ。」

ロマニ・アーキマン「あのー...ボクはしばらく時計塔でお世話になる、ロマニ・アーキマンなのですが...」

「......アーキマン、アーキマン君か!ようこそ、我がエルメロイ教室へ!」

一か八かで時計塔のことを話したら、すんなり受け入れられたり、なんか勝手に教室決められてるし。

「マリスビリー、この子は私が預かろう!ついでに血原草子、お前も時計塔に来るか?その足りない頭に、魔術を叩き込んでやろう。」

ロマニ・アーキマン「(あれー...?これって人権なかったりする?)」

「この私が推薦しているんだ。断るのなら命は消えるぞ。」

ロマニ・アーキマン「(脅しの推薦!?)」

血原草子「......ぜひ学ばせてくれ。旅の前に、自分の身を守る魔術を覚えれるのなら。」

ああ、なんか嫌なものに捕まってしまったな。

天才と凡人の相思相愛→←外伝:血原草子の贖罪の旅



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:Fate , オリジナル , 聖杯戦争
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琲世 | 作成日時:2022年1月14日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。