エルメロイ教室の問題児の事件簿 (ページ4)

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エルメロイⅡ世と問題児たちの事件簿ページ4

この地のどこかに聖杯が顕現した。それを聖堂教会に伝えた結果、案の定親より忙しい身となってしまった。

どこでその話を得たのか、時計塔は何をしているのか、何故お前みたいな子供しか動いていないのか。どうでもいいことばかり聞いてきて、そのせいであまり眠れない。

おまけに英霊召喚の件もバレた。あのバカロードのせいで情報が漏れてしまった。

｢(イラつく、全員殺そうかな。)｣

エルメロイⅡ世｢そろそろ胃薬を買わなくては...A、付き合え。｣

｢全員殺したいぐらい苛々してるのに？｣

エルメロイⅡ世｢後で何か奢ってやるから...車に乗せてくれ、頼む。｣

胃薬程度、自分で買いに行けよ。そう暴言を吐きたいぐらい......何日眠ってないっけ。

｢事故ってやる。｣

エルメロイⅡ世｢安心しろ、お前ならいける。｣

眠れない私にも睡眠薬程度は必要だ。彼と一緒に店まで行っても損はない、はず。

｢睡眠薬がない...？｣

エルメロイⅡ世｢ここまで輸送する途中で、事故が多発しているそうだ。何でも怪物が邪魔しているとか...｣

｢へー...ちょっと殺してきますね！｣

エルメロイⅡ世｢？君には関係のないことだろう。｣

｢関係あるから殺しに行くんですよ！！！｣