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小鳥遊神秘｢婚約者が浮気をしたというのは本当か？｣
エルメロイ�鏡�｢事実をねじ曲げた厄介な人は来てほしくないです！！！｣
小鳥遊神秘｢ならば事実を話せ。我が妻に救われた恩、忘れてはないだろうな？そして我が妻を誑かそうとした罪...！｣
エルメロイ�鏡�｢確かに救われましたけど、ナンパはしてませんよ！？カウレスが女生徒に告白されて、それを直接断りに行ったら、小鳥遊が嫉妬したんですよ！！！おかげで僕の財布は空っぽになるしまた借金が増えるし......｣
小鳥遊神秘｢......は？嫉妬したと？｣
｢してない！授業続けさせてよ！？｣
絶対に惚れてなんかない、絶対に嫉妬なんかしていない。
......そう言い聞かせても、この苛々が消えることはなかった。
｢邪魔。｣
カウレス｢普通、それだけで怒るか...？｣
｢普通の女なら怒るんじゃないか？私は普通じゃないから怒ってない。｣
カウレス｢怒ってる。｣
カウレスに話しかけられるだけで苛々が増すし、そもそも私の怒りの原因は、カウレスがこの前貸してやったポー○ピア連続殺人事件を返さないことだし。
｢(絶対にカセットの裏に、犯人はヤスって書こうか悩んでるだろ...)｣
カウレス｢(...あれ？そういえばカセット返してなくね？)｣
｢私はもう家に帰るから！じゃあね！｣
どうせ気付かないし、私のことなんか忘れてるだろうし。いや、これは私のことを考えてほしいとかではなく、普通に返してほしいだけで、
カウレス｢待てってば！もしかしてだけど...カセットのことで怒ってる？｣
｢......うん。｣
カウレス｢なんだ...そうだよな、お前があんなことで嫉妬するわけがないよな。明日返しに来るから、今日は許してくれないか？｣
でも、なんかムカつく。
｢......した。｣
カウレス｢？｣
｢嫉妬、した。｣
カウレス｢......｣
｢......それじゃ、また明日。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年1月14日 8時
