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一つ。早く君に見つけてもらいたくて、私は魔獣を放つ。

二つ。同時に殺戮を試みる。

この満たされないすべてを満たせるのは、マスターの君だけ。

天草四郎「そうだ、襲え。時計塔の結界を破れ。まずは我らの力を知らしめ、彼女に見つけてもらうことから始めなければ。」

「到着...!ランスロット、現状を!」

妖精騎士ランスロット「魔獣の出現を確認した頃には、周囲の一般人は殺されていた。今は数が減るどころか増える一方だ。」

天草四郎「......マスター!私に会いに来てくれたのですね!」

「......」

あの顔、すべて。すべてが一致している。確かに我らが欲するマスター、聖杯が欲する贄。彼女さえいれば、この程度の殺戮などどうでも

「一応言うけど、私は君を殺す。私の睡眠を邪魔した罰だ。喧嘩を売った相手が悪かったな?」

天草四郎「......は?何か吹き込まれました?」

「?」

天草四郎「洗脳か...いえいえ、すぐにでも解き放ってあげますよ。必ず助けてあげますから...!魔獣!あの邪魔な二匹を殺せッ!!!」

「ああ...知性のないバーサーカーってところか?ランスロット、宝具換装を認める!雑魚を蹴散らしたら、その宝具で天草四郎を殺せ!」

妖精騎士ランスロット「了解した。天草四郎、君の願いはこの地では叶えられない。僕の刃で死に絶えるといい。」

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作者名:琲世 | 作成日時:2022年1月14日 8時

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