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マッハの速度で飛ぶ何かが見えた。
ただの直感だけど、私はあれが恐ろしかった。他の誰にも見えず、一瞬で消えてしまうあの竜に、私は恐怖した。みんな死んでしまう、それを感じた。
アッド｢マジで行くのかよ！？あれは...｣
グレイ｢......師匠、必ず戻ります。二人を連れて、必ず。｣
エルメロイ�鏡�｢ああ。行ってこい、グレイ。｣
その名はアルビオン、星の内海に向かう途中で朽ちたアルビオン。
時計塔の地下にはその亡骸がある。でも...あれは確かに生きていた。影ではあれど、確かに命を宿していた。それは地球上すべての生命を焼き尽くすだろうと、確信してしまった。
｢......もう夜か。カウレス、そろそろ避難するよー。ほとんどの人がこの冬木から消えてるし。｣
沖田総司｢僕のことを忘れるなよ、マスター。｣
アンデルセン｢それから俺のこともな。｣
カウレス｢テロリスト...なんだか怖いな。警察も総動員されてるって話だろ？｣
｢うん、もう街の周りを囲んでいる。こういう事は表の人間に任せればいいんだよ。｣
炎が見えた。
｢ん？｣
この街を焼き尽くそうとする、この世界の最後の竜。
｢......アルビオン？｣
カウレス｢はぁ？｣
｢あれ、今...何を...｣
ギルガメッシュ｢何をしている！？早くここから逃げろ！！！｣
｢お前...あの時の失礼なヤツじゃないか！不法侵入で訴える前に殺してやろうか！？｣
ギルガメッシュ｢貴様の裸を見てしまった時よりマシだわ、たわけェ！なんだ！？別人でもここまでそっくりだと、また貴様を妻と呼びそうになるではないか！我の精神が過労死するぞ！？｣
｢意味のわからないことばかり...｣
ギルガメッシュ｢我が名はギルガメッシュ！どうだ！？素性なら明かした！さっさと我についてこい！！！｣
沖田総司｢......ギルガメッシュって？｣
カウレス｢バカかお前は！ギルガメッシュっていうのは世界最古の王、この世のあらゆる財を集めたヤバい王様だ！つまりすごい！｣
沖田総司｢へー...こりゃ面白そうだ！ついていこーう！｣
｢ノリ軽いなァ！？｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年1月10日 18時
