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小鳥遊神秘｢......避難警報、か。昨晩、日本政府にテロを宣言した愚者がいただろう。この冬木が対象らしい。｣
小鳥遊カエデ｢聖杯戦争はどうするの？｣
小鳥遊神秘｢この場から離れても、戦争はまだ続く。彼らにも避難命令を下すと、言峰神父に伝える。｣
小鳥遊カエデ｢...その神父ですが、何者かに殺害されたようです。｣
第一の厄災、炎の厄災、その名を■■■■■。その影ではあるが、威力は充分にある。左手だけでも素晴らしい威力だ。
血原草子｢ん？アンタ...神父を殺したのか？｣
？｢そうです。だって邪魔だし、存在が気持ち悪いし。あなたもそう思うでしょう？ギルガメッシュ王。｣
ギルガメッシュ｢......｣
？｢そう警戒しないでください。私は本来の歴史とは違う、ちゃんとした神様です。......目的通り、対象は確実に回収しますけどね。例え死体になろうと関係ない、この冬木を殲滅する。期間は今晩、それまでに避難しなかった人間も皆殺しです。｣
マッハ1、マッハ2＿＿＿＿＿はるか彼方より、音速の速度でこちらに迫る戦闘機。この冬木にいる魔術師では、到底倒せない厄災。
？｢...あ、やっば。パーシヴァルとモルガン、殺すの忘れてた。｣
殺し忘れた人がいても、別に構わない。戦闘不能まで持ち込めば、ようやく私の出番も到来するのだ。
ギルガメッシュ｢血原草子、別行動だ。我はあの娘と親を失うという結果だけは、決して許さない。｣
血原草子｢アンタにとっては無駄なものだろ。｣
ギルガメッシュ｢......これはただの情だ。ずっと昔にこの体に刻まれた、あの星の希望に植え付けられた、我が身に宿る情に揺さぶられた結論。邪魔はしてくれるなよ。｣
？｢......どうなることやら。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年1月10日 18時
