どこか遠い世界の聖杯戦争 (ページ3)

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前の持ち主の光景か。

青い光がずっと遠くにある。私にとっての光、それを遮ろうとする悪意の嵐。私はそれを乗り越えようとするけど、すぐに痛みを感じて諦めてしまう。

小鳥遊家のために根源に辿り着かなければ。そう考えると足は動くし、痛みも感じないし、あの光を私のものにしたいとも思える。

......どうしてだろう。それは間違いであると、そう考え始めてしまったのは。

｢おはよう。｣

間桐桜｢おはようございます！昨日のゲーム大会は熱かったですね！またやってみたいです！｣

｢うん、そうだね。お姉ちゃんとはたくさん話せた？｣

間桐桜｢...はい。ずっと姉さんとは話せなかったけど、ようやく今までの想いを告げれたのです。これからはもう少しだけ、仲良くできそうな気がします。｣

魔術師の悲願を、私は成し遂げたくない？

｢桜ちゃん、相談が｣

遠坂凛｢桜、後で一緒にご飯でも食べる？｣

間桐桜｢は、はいっ！Aちゃん、また後で聞かせてくれますか？放課後、必ず会いに来ますので！｣

｢......ありがとう。大丈夫、もう解決したよ。｣

こんな馬鹿げた考えを、魔術のことなんて考えたくないあの子に、相談できるわけがない。