どこか遠い世界の聖杯戦争 (ページ15)

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元からうるさい生き物ではあった。だけど許容した、私は神なのだから。

女神｢そのありがたみすら受け取れないなんて、なんて哀れなのでしょう。｣

｢お前ッ...｣

女神｢このノートも素敵ですね。あのトラウマを別の方法で乗り越えるなんて、やっぱり人間は面白いわ。私なんかの言葉を信用して、役にも立たない娘を誘拐した魔術師もね。｣

｢全部お前が仕組んだのか...全部、全部！！！｣

女神｢偶然この地で生まれ、その名を受け取ってしまったあなたが悪いのです。拒絶してしまえば、私の力は他の子のものだったというのに。自業自得では？｣

｢小さい頃の記憶なんか知ったことか...私は...｣

頭を踏み潰した男の血を飲んでも、まだ満たされない。やっぱり私は私を取り込まないと、永遠に神秘を取り戻せない。

女神｢予定より早いけど、その頭潰させてもらうわね。｣

｢...！？｣

女神｢あんまり遊んでると、私が死んじゃうんですもの。それだけは避けて｣

モルガン｢慈悲だ。頭を垂れよ。｣

女神｢......時間切れだったみたいね。続きは聖杯が顕現した時にしましょうか。バーゲスト、この子で遊んでいいわよ！外に出て十秒経ってからね！｣

私、獣以外の何者にも殺させない。

それを教会の外に投げ出し、バーゲストは数を数えながら、獲物を追いかける刻を待ち続ける。

イリヤスフィール｢こっちだよ、ついてきて。｣

モルガン｢希望もない、ただ罪人のように死ね。何人も＿＿＿＿通るに能わず！｣

女神｢いいですね...！そうこなくては、何も面白くないわ！｣