どこか遠い世界の聖杯戦争 (ページ39)

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愛のカタチページ39

血原草子｢...おはよう、小鳥遊。早速だが校舎裏に来てくれないか？｣

｢......今日は失礼します。友人と大切な話があるので。｣

じきに返す。その話だけするつもりだったが、やっぱりバカの愛はそんなものじゃ消えない。好ましい女をそのままにしておくなんざ、人間のやることじゃない。

いつの時代もそうだ。欲しいものがあるなら、どんな手を使ってでも奪う。それが昔から人類の当たり前になってた。

血原草子｢昼飯前に来い。コレ、センセイとの約束な？破ったら成績落とすぞー。｣

天才という肩書きにしか居場所を感じられないような女には、これだけで充分縛れる。

間桐慎二｢先生、生徒に脅迫ですか？｣

血原草子｢......慎二クンか！何の話だい？彼女とは仲良くお喋りをさせてもらっただけで、｣

間桐慎二｢そのわりにはアイツ、泣きそうな顔をしてましたけどね。あんま邪魔するようだったら、俺もアンタと敵対しますよ。それじゃ。｣

血原草子｢...へぇ。｣

後は周りを蹴り落とすだけ。全生徒の命を奪うと同時に、奴らをこの手で始末する。