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「指、取れた。」
間桐慎二「......左手の指、全部ないじゃないか!?」
カウレス「まさか敵襲か!?理由を今すぐ説明しろ!」
「今日は情報盛り沢山だよ......朝から君たちの心がずっと聞こえてくるし、アサシンに連れていかれそうになった。あの杖で迎撃したから、左指がなくなる程度で終わったんだよ。むしろ喜ぶべきじゃないか?」
カウレス「バカ!そういうことはさっさと言え!!!」
血原草子「......」
アサシン?
アサシン......カーミラ、お前なのか?
血原草子「カーミラ、あの生徒には手を出すなって言ったよな。まさか顔が見えなかったとか、そんなドジで壊しやがったのか?」
カーミラ「そうよ。でもそれと貴方に何の関係が____」
血原草子「以降、二度と手を出すな。どういう理屈かは知らないが、俺はお前に魔力を提供してやっている。俺が自害すれば、お前はいつかは消える定めの使い魔だ。二度とこんな真似をするんじゃねぇぞ。」
あのガキどもを殴る気にもなれなかった。平気な顔でサーヴァントを迎撃したとか、指がなくなったとか。ガキの言うことじゃない。
「......ノートを読んでも、体を部分的に再生させる高位魔術は載ってなかった。親が知ってると思うから、とりあえず今日はそれで応急処置するよ。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年1月5日 13時