どこか遠い世界の聖杯戦争 (ページ36)

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血原草子｢(......結界の効力弱まってんじゃん、ムカつくな。)｣

カウレス｢Aと放課後に合流するって約束してるよ。最近お気に入りのコンビニがあってさ、そこの前で待ってるって。深い怪我を負ったから、さっさと迎えに来ないと殺すって言われたよ。｣

間桐慎二｢うっわ、さすがゴリラ。仕方ないから俺もついていってやるよ。｣

衛宮士郎｢そうだな。黙示録の獣ってヤツのことも知りたい。｣

アサシンに可愛くねだられたから、言われた通りに結界を張った。過程はどうであれ、聖杯とやらを手にすることが可能なら、それでもいいと考えた。

血原草子｢(それを邪魔するなら...殺すしかないよな。なるべく不要な殺しは避けたかったってのに。)｣

Aから百万を借りた恩もある。そろそろ長年の分の返済もできそうだし、アイツの言う通り警察に突き出される覚悟もできた。

ずっと謝りたかった。悪いことが重なりすぎて、生徒から金を借りないと、家賃もまともに払えなくて。

血原草子｢ん...もしもし。もうすぐで親父の分も払えそうだわ。うん、医者に言っといてくれ。同じ街だし、また今度お見舞いに行くからさ。｣

謝ろう。コイツらを一回いじめてから、全部。