. ページ33
太公望｢ライダー、太公望。申し訳ありませんね、セイバーのマスターさん。此度の結界騒動の犯人は、我々ではありません。冬木の聖杯戦争のルールが破られ、イレギュラーとして召喚されたアサシンが真の犯人です。｣
｢そうなんだ...なら、君とも手を組みやすい。君も目の前で友人に死なれるのは、さすがに堪えるだろ？そうでなくとも、君を囲う女が消えるのは、慎二にとって最悪のデメリットだ。優越感に浸れない。｣
間桐慎二｢ぐっ...｣
｢そのために、私の中にある魔術回路10本をあげるって言ってるの。私の魔術回路は150、まだ才能として開花してないものがほとんど。そのうちの10本を譲っても何のダメージはない。君が魔術師として認められるというメリットのみが存在する。｣
間桐慎二｢......お前のことだから、僕をバカにしてないっていうのは理解してるよ。でもさ、お前にはデメリットしかないじゃないか。時計塔でも期待の天才と呼ばれるお前が、そんなにも魔術回路に恵まれたお前が、何で......｣
｢たった一時の共闘のためでなくとも、友を助けてやるのは当然だろう？今夜、小鳥遊家に顔を出してくれ。両親にはもう話を通してある。｣
太公望｢いやァ、とても綺麗な人でしたね！まさかマスターの彼女ではないとか？｣
間桐慎二｢アイツとは友達関係で充分だよ。恋人になったら、真っ先に間桐家が潰れるわ。｣
太公望｢ほうほう...｣
間桐慎二｢......｣
太公望｢汝は妲己...！｣
間桐慎二｢また妲己病かよ！？妲己の可能性ありの女に惚れるのやめろ！！！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琲世 | 作成日時：2022年1月5日 13時
