中国のライダー ページ32
遠坂凛「......アンタも連れてきてないわけ?」
「連れてきているよ。士郎のランサーはともかく、私のセイバーはちゃんと優秀だから。校門前に待機させているよ。」
遠坂凛「ならカウレスは?」
「彼の英霊は、そもそも聖杯に興味がないんだって。戦う気がないなら自害させろって言い聞かせたよ。もし自害させないのなら、私はその時点で君たちに敵意を向けることにするってことも。またね、凛。私は他のマスターとサーヴァントの特定を急ぐから。」
あの夜、凛を襲撃した可能性があるのはライダーのみ。アサシンは必ずハサンのみが召喚されるから、その証明とされる骸骨の仮面がない時点で、あれはアサシンじゃない。
「(騎乗するものを隠してるか...それでもあの強さ、侮れない。まずはあ素早い女を仕留めなければ。)」
間桐慎二「あー、眠い...」
「おはよう。寝不足は美容の大敵であり、健康の大敵でもある。君の生活スケジュール、私が整えてあげようか?」
間桐慎二「ぜひお願いしたいよ...」
「良し。今度、私の魔術回路を一つあげる日も設ける。」
間桐慎二「......は?お前も頭おかしくなった?」
そのためには戦力を。バカだけど扱いやすく、なおかつ信頼できる戦力を。
「聖杯戦争というものをご存知かな?慎二君。」
こっちから一方的に信頼しても、まず裏切られる可能性が高い。それなら彼にも私を信用してもらわなければ。
間桐慎二「まさか...お前も?」
「その口調、もしかして君がマスターだったりする?ということは...」
間桐慎二「......屋上に行くぞ。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年1月5日 13時