英霊召喚 ページ4
そこに縁があろうとなかろうと、召喚で選ばれるサーヴァントはランダム制だ。縁はただ確率を上げるものに過ぎない。
だから...この世界はイレギュラーなんだ。
小鳥遊神秘「強奪された大聖杯はここにある。君が命懸けで取り戻してくれたものだ、カエデ。」
小鳥遊カエデ「この中の誰かが聖杯を手にすれば、小鳥遊家のメリットになるものね。」
誰かが死を見渡せるように、俺は世界が見えた。並行世界、宇宙からの侵略者、クリプター、虐待......すべての可能性が見えた。
小鳥遊家の主として、俺はその可能性に備えなければならない。無数にある選択肢の一つを、少しでも多く手にしなければいけない。
その可能性の中に、娘がこの戦争に巻き込まれるというものはなかった。だから安心してこの街に......
「お父さん!お母さん!まだ夜の運動会してない!?」
小鳥遊神秘「夜の...なんだ、それは。」
小鳥遊カエデ「どうしたの?」
「右手の甲に、なんか変なのが浮かび上がって...これって、聖杯戦争の参加の証ってやつだよね?」
小鳥遊神秘「......お前が?」
「私が、だよね。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年1月5日 13時