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イリヤスフィール「...すごいね、バーサーカー。あなたの分身を相手に、小鳥遊の子はすごく耐えている。見覚えがあるの?すごく目が泳いでいる、焦ってる。」
モルガン「......はい。我が妻よ、撤退の指示を。」
イリヤスフィール「いいよ。バーサーカーも怖いものは怖いもんね。お兄ちゃんたちもすごく頑張ってるし......今日は見逃してあげよっか。」
面影が重なる。あるマスターが誰かを呼び出し、他の英霊と共に何かを救うってお話だ。
僕はその場所にいれなかったけど。すごいよ、マスターが僕たちを人として扱ってる。使い魔じゃなく、一人のサーヴァントとしてよく見てくれている。嬉しいなぁ。
僕はその嬉しさを、今ここで味わっている。たった一時の幸せを、ちゃんと噛み締めている。
「...勝てた?」
パリス「勝てました〜!マスターと僕たちを守ってくれてありがとう、セイバーのマスター!その杖って本当にすごいんですね!」
まだこの世界のシステムとかは勉強できていないが、今は初めてマスターと戦えたという喜びを祝わなくては。
沖田総司「あっ、マスター。頭から血が出てる。」
「予想はしてた...家まで、よろしく...」
パリス「セイバーのマスターさん!?ランサーのマスターさんまで...!」
沖田総司「......ゆっくり休め。初陣にしてはよくやったぞ、現代の子供たちよ。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年1月5日 13時