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発見こそはできても、実行は夜。人目のつかない場所で、凛に解呪をしてもらわなくちゃいけない。

「なんのために魂集めをしてるんだろうねー。」

遠坂凛「そうねー。」

犬や猫などの動物よりも、人間という個体の魂を集める方が効率的だ。目的はおそらくサーヴァントへの魔力供給、マスターの性格もかなり悪いと見た。

血原の可能性を考えたけど、アイツは魔術の存在を知るだけで使えはしない。だから間違いなくそれ以外。

「(......凛もマスターに選ばれているのかな。)」

カウレス「Aー!そろそろ校庭に降りてこーい!」

「今行く!解呪よろしくね、凛。」

遠坂凛「もちろんよ!そっちも見張りよろしくね!」

足を強化し柵を越えて校庭に飛び降りる。

_____その途中で、何かが見えたような気がした。

「今のは...凛!気を付けて!」

遠坂凛「え?」

セイバーに着地を任せなくても大丈夫。ノートがある今なら、事前に復習した今なら、足へのダメージは擦り傷程度で終わる。こういう時こそ天才は輝く、天才は天才で在ると証明する。

沖田総司「マスター...!」

「セイバー、屋上をお願い!」

沖田総司「......了解した!高速で駆け抜ける!!!」



?「記録を引き継いだまま召喚されるというのは、本当に居心地が悪いわ。......あなた、あの場所では見た覚えがないわね。あったとしても、死に際には立ち会えなかった不届き者として、あなたの記録を捨てているかも。」

沖田総司「よし、お前らの言ってる意味は本当に分からん!僕には生前の記憶しかないなァ!」

?「安心して!僕とアポロン様も、その辺りあやふやだから!」

沖田総司「それは安心だ!......ん?アポロン?」

?「互いのマスターを守るために、ここは本当に共闘しようってことで!マスターは校内からなんとか逃げ切ってください!ここは僕とアポロン様と人でなしで抑えます!」

沖田総司「誰が人でなしだ!!!」

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作者名:琲世 | 作成日時:2022年1月5日 13時

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