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カウレス｢そのー...親戚の子供もいるんだ。｣
｢...声がめっちゃオッサン。｣
カウレス｢オペラ歌手を目指して練習中なんだって。君が望むような可愛い声は聞けないよ？｣
アンデルセン｢よろしく頼むぞ、小娘。早速だが酒を＿＿＿＿｣
カウレス｢ちょっと変わった子でねー！役に没頭しすぎると、オッサンみたいな性格になっちゃうんだー！｣
｢そうなんだ...不思議な子だね。｣
予定より一人同居人が増えた...彼に親戚がいたとしても、この子はあまりにも不審すぎる。勘ではあるけど、ただノートを届けに行くだけで、彼が小さな子供を異国に連れてくるわけがない。
沖田総司｢A、確定したぞ。買い物から戻ってきたら英霊だけ殺すか？｣
｢私たちは荷物配置係でしょ。子供を殺すのもまだ先、これが終わったらまずは学校。君は私を弱愛する彼氏役でも何でもいいから、校門前で普通に待ってよね。もしくは霊体化したまま散歩すること。間違っても私の隣に来ないでよ？すぐに特定されるんだから。｣
沖田総司｢気を付けておくよ。｣
オペラ歌手を目指す英霊というのも聞き覚えはないけど、学友に聞けば少しは情報も集めやすい。
カウレスに焦りが見えたら＿＿＿＿いよいよ確定だ。
｢(でも彼、一度だけ聖杯戦争を体験したって言ってたんだよな...)｣
知識も実力も向こうが上。少しでも道を踏み外せば、あの少年に首を落とされる。カウレスがそれを拒絶しても、サーヴァントは自由だ。
｢......よし。カウレス、お帰り。今日は時間がないから、米に鯖缶って組み合わせで。｣
カウレス｢えっ、初めて見た。｣
｢めちゃくちゃ美味しいよ。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年1月5日 13時
