168話 だって宿敵だと書いてあったんですから…… ページ23
｢無理しなくていいんですよ？束縛が激しいなら正直に言って下されば｣
『無理してませんよ！』
｢では、聞いてもいいんでしょうか？｣
強制はしませんが、と付け足すとAは先程とは違って俺の目を見て頷いた
嫌われ役は慣れていると理鶯には言ったが、やはり彼女にだけは出来るだけ嫌われたくは無いので、頷いてくれた事に内心ホッとした
握られた手を離し、｢ありがとうございます｣と優しく彼女の頭を撫でる
『その…今回1人で行ったのには理由があって……』
彼女はポツポツと正直に話してくれた
ハカセに似た人物がイケブクロ方面の電車に乗ったのを見かけた事、ハカセの家がイケブクロにあると夢で見た事
その不明確な情報で俺達を混乱させるのは嫌だった為言わなかった事
そしてイケブクロには俺らと仲が悪いBuster Bros!!!がいるから1人で行かなければと思い今回嘘をついて行ったという事らしいが……
｢はぁ……やはり貴女は私達の気を使いすぎですよ……｣
折角正直に話してくれているので話の腰を折る事はしなかったが、全部聞き終えると頭を抱えるしかない……
『ご、ごめんなさい……』
｢色々文句は言いたいですがまず1つ、不明確な事でも報告して下さい。事の真偽は私達も一緒に調べます｣
そう言えば『り、了解です！』と改まった態度で返事した
｢次、別に私と理鶯はさほど山田兄弟に敵対心は持ってないですよ。左馬刻が異常なだけです｣
『え？そうなんですか？』
｢ディビジョン・バトルの時はちゃんと持ってますがプライベートまでは必要ないですからね。まぁ向こうは違うかもしれませんが｣
『じゃあ次イケブクロ行く予定があったら正直に言っても行かせてくれるんですか？』
｢左馬刻には言わないでくださいね？彼は山田一郎に異常な程嫌っているので｣
『わ、分かりました…！』
｢と言っても彼らには会ってないでしょう？｣
イケブクロは広いですからね、と笑えば『あ……』と声を漏らした。視線も直ぐに逸らしたからこれは確実に会ったな……
｢はぁ……その運はある意味尊敬できますね……｣
『私もビックリです……』
連絡先も交換したと彼女はスマホの連絡帳アプリを開け見せてくれた
なんで三兄弟とも仲良くなってんだよ……
増えた難題に俺はまた頭を抱えた
『あと…これも見て欲しいんですけど……』
そう言って彼女はとある画像を俺に見せてくれた。その画像には茶髪の至って普通な男が写っていた
『この人がハカセです』
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刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます！題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です！頑張って考えた甲斐があります！！次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します！！ (2021年3月17日 8時) (
レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました！もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年3月2日 12時
