検索窓
今日:30 hit、昨日:2 hit、合計:18,525 hit

779話 イルカとペンギンの凄いコンビネーションです!! ページ42

《では楽しんでいる中失礼しました》

『あ、銃兎さん、本当に何でも無か───』


────ブツッ。


遠慮の無い切断音が耳を刺した
結局何があったのか分かんなかったなぁ……。掛け直すのも仕事中だろうし、止めておこう

そう自分の中で片付けて、イルカショーの場所へと駆け足で向かった









本日2度目のショーへ続く扉を押し開けると、ステージでペンギンとイルカがボールを使ってパフォーマンスをしている光景が目に入った。器用に頭突きでボールを飛ばし、落とす事無く見事なラリーをしている

慌てて元の場所に戻れば3人共「おかえり」と言ってくれた


「オネーさん遅かったね?イルカさん達次のパフォーマンス始めちゃったよ?」

『すみません、ちょっと電話があったんですよ』

「遅かったから迷子になってんじゃねぇかって言ってたんだよ」

『館内にはマップがありますし迷子にはなりませんっ!』

「電話と言っていましたが、何か急用でも?」

『うーん、銃兎さんからだったんですけど、私の居場所を聞いてきただけで直ぐ切られてしまいました』

「変なのー。もしかして帝統が何かやらかした気配とかしたのかなぁ?」

「そんな俺信用ねぇかよ!!」

「えぇ無いですね」

「おい!!!」



────イルカショーはこの後数十分という長い時間行われた。ボールのパフォーマンスの他にも、イルカの上にペンギンが乗ったり、ペンギンが組体操をしたり、2匹のイルカが高く飛びハイタッチをする等、とても難しそうなパフォーマンスを見せてくれた

終わりが近付くにつれ此方に飛んでくる水飛沫は激しさを増し、それを4人で真っ向から受け全力で楽しんだ



《────以上!!ワクワクドキドキイルカショーでした!!また皆さん来て下さいね!!》



ステージのお姉さんがそう挨拶すると、周りの観客は満足気な表情を浮かべ出入り口へ向かいだした
私達はと言うと各々のんびりと感想を述べながら、ビショビショになった合羽を脱ぐ


「すっごく楽しかったネ!!」

『はい!!とても見応えのあるショーでした!!』

「言葉というコミュニケーションが取れないにも関わらず、あれ程の連携をする姿は圧巻です」

「だよな。ギャンブルとは違ったスリル感もあるし堪んねぇわ」

『あ、この合羽どうします?』

「確か買った時に袋貰ったからその中に入れよっか。破れてないから、また使えるしね!」

『了解しました!』

780話 そんなお守りなんてあるんですね!!→←778話 だって高く飛ぶからっ!!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
53人がお気に入り
設定タグ:ヒプマイ , 逆ハー , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:刹那 | 作成日時:2022年8月23日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。