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ガシャンとイヤな音が耳元で聞こえた
「っつ・・・・・」
「オッパが優しいからって勘違いしないでっ！」
バタンとドアが閉まる音が聞こえ、ミニョンが去ったのがわかる
咄嗟に、顔に当たるのを腕で避けたものの、腕と隠しきれなかった左耳の上辺りがジンジンと熱くなっていた
大きくため息を吐くと、ゆっくり鏡の方へと歩いて覗き込む
「良かった、血は出てない」
左の耳は赤く熱くなって、たぶんちょっと腫れてはいるけれど、特に血はでていないことにほっとした
とりあえず、髪で耳を隠してみる
「うん、大丈夫そう・・・・よかった、今日は下してて・・・」
昨日だったら、ハーフアップにしていたのに、急に下したりしたら変だけど
今日はコテで巻いただけだったから、なんとかなる
腕は・・・・
そっとめくると、やはり真っ赤になり、チェーンが擦れたところは特にくっきりと跡が出てしまっていた
「まぁ・・・なんとかなるか・・・」
袖を戻し、軽く化粧を直して、一呼吸置いてからお手洗いを出る
みんながいる部屋のドアを開けようとしたところへ、ちょうどドアが開きちずがでてきた
「あぁ、いたいた、遅いから心配したじゃん」
「心配って・・・・迷子になんかなりませんよ」
笑いながら答えると、ちずがこちらを覗き込む
「なに？どうした？？」
「どうしたって？？何が？？」
一瞬、ちずに話してしまおうかとも思ったけれど、ちずの性格では話してしまったが最後
きっとミニョンに食ってかかっていくだろう
まだコンサートはあと1日残っている、そんな中シウミンや他のメンバーに迷惑を掛けたくなかったし、今回は韓国の夜は今日で最後だ
明日のお昼にはもう日本に帰らなければいけない・・・
せめて残りの時間くらい、楽しく過ごしたかった
じっとちずが見つめてくる
「さ、戻ろう？」
「ねぇA」
他に誰もいないときは、もちろん日本語の私たち
「うん？」
「言って」
「え？何を？」
「私はさ・・・・いつだってAの味方だから・・・・なんでも相談してほしい、Aはいつも溜め込んじゃうから・・・・シウミンに言えないことでも、私になら言えるでしょ？」
普段のちずは、ほんとにサバサバしていて、いつでも私の言動にバッサリと切りつける
そんな彼女がこういうことを言うって、滅多になくて珍しすぎてついつい見つめた
「何か言われた？」
そう言うちずの瞳は、確信を持っていた
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ぴー(プロフ) - はじめまして。お話とても面白くて一気に読ませて頂きました。大人なしうちゃんも読んでみたいのでパスワード教えてください。よろしくお願いします(｡-人-｡) (2017年8月16日 9時) (
レス) id: d8375d05c8 (このIDを非表示/違反報告)
ponpokorin(プロフ) - 更新ありがとうございます！すごくすごく嬉しいです！ (2017年7月27日 21時) (レス) id: c7de1c3fd8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロン(プロフ) - お久しぶりです(^^)本当にこのお話が好きすぎて何度も読んでます♪ずっとずっと待ってますゆっくりでいいですので更新しようと思ってくださるときにお願いします(*^^*)今日の更新とっても嬉しかったです☆ (2017年7月27日 19時) (レス) id: 333f1ca2ce (このIDを非表示/違反報告)
mymy(プロフ) - 作品が大好きで何度も読み返しさせてもらってます！今日更新の欄にあったのでどきっとしました^^気長に更新待ってます！素敵なお話ありがとうございます！ (2017年7月27日 18時) (レス) id: 6e484309aa (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 初めまして続き更新お願いしますとってもおもしろいです楽しみにしてます (2017年5月22日 6時) (レス) id: 2c02b697e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美夜 | 作成日時：2015年10月27日 8時
