検索窓
今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:2,705 hit

部活ですか ページ29

Aside

仕事のせいで休日も集まりだなんてやってられない。
なんてブツブツ文句を言いながら提出物を睨む。

百田先生宛のものだが、彼が何処にもいないので死ぬ気で走り回っているところだ。

「もう、ほんっとに、っはっ、アイツっ、許さん!!!」

息を切らしながら彼がいる可能性が高い部屋を回る。
気がつけば校庭近くの部室棟まで来ていた。

「あと考えられるのはここしかない、、もし居なかったら終わりだ。」

覚悟を決めて3回ノックをかける。
しんと静まり返った部屋には、埃をかぶった生徒のシューズケースしか無かった。

終わった。
もう午後は無理だから〆切には間に合わない。

諦めて部屋の前に座り込んだ。

その時だった。








((ダァァァァアンッ!!!



「ひぁっ!?!?、、え、?」







?「すみませんっ!!!








ってAさんじゃないですか。」





爆発音にも似たそれと共に
ジャージ姿の新先生が現れた。


「こんなとこで何してるんですか、?」

新「ああ、ちょっと外回り終わりで体動かしたくなったから、壁打ちしてたの。

怪我とかない、よね?」


足元にはどこから持ってきたのか分からないテニスラケットとボールが乱雑に置かれていた。

そして目の前には心配そうに顔を覗き込む先生。


「大丈夫ですよ。こちらこそ、お邪魔してすみませんでした!ちなみに、百田先生とかお見えになってませんよね?」

「いや見てないけど。なんか大事な用でも?」

「ちょっと提出しなければいけないものが、、でももう無理ですね。」


自嘲的に笑って提出物を放り出す。
先生は黙ってそれを見ていた。

いつもなら「早く届けないとね」とか
「大事な物は粗末に扱っちゃダメだよ」とか言うだろう。

が、













新「じゃあ、





テニスでもする?」



















どうした今日の先生。

「好きだから」なんて→←いい夢



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.4/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年3月11日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。