文学教師 (ページ23)

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恥さらしページ23

Aside

今日も今日とて会議室で勉強。

とは言ったものの現在地は3階の踊り場。

何故そこにいるかと言うと勉強に使う教科書を取りに戻ったからだ。
自習時間がなくならないように急いで戻る。

あと3段で降り切るところだった。

((ガラガラッッ

突然、目の前の職員室の扉が開いた。

最近よく会うな新先生。
嬉しいけど待ち伏せしてるように思われないか心配だ。

A｢、こんにちはっ｣

新｢こんにちは。｣

少し空気が重い。
別に関係が悪くなったとかではないが、どことなく話しにくい雰囲気になってはいた。

そんなとき、先生が小さな声でなにか呟いた。
咄嗟に私はそれに反応してしまう。

それがいけなかったのだ。

新｢お疲れ様です。((ボソッ｣

A｢っ？、お疲れ様でーす、｣

　「「え、？」」

いきなり先生が放った｢お疲れ様です｣という言葉。

それは実は私に向けられたものではなかった。
後ろから百田先生の足音が聞こえる。

ああ、あれは百田先生に言ったものだったのか。

そう気づくにはあまりにも遅くて。
先生は｢あ、あれは百田先生にいったのであって、｣と気まずそうに言った。

すごく恥ずかしかった。
ただただ笑うことしか出来なくて。

A｢あーなるほど笑笑
そゆことですね、！あははっ｣

先生は何も言わずに、鼻で笑って足早に去っていった。

A｢(うわああああああああああ///////////////)｣

あんなに急いで階段を降りたのに。

自習頑張ろうと思ってたのに。

A｢最悪だ、、｣

職員室で百田先生の笑い声が聞こえた気がした。