5話 ページ8
レ「よろしくね」
そう笑いかける姿は噂と似つかず聖女と言われても納得してしまう笑顔だった
さてと、騙し合いの始まりだね(私だけかもしんないけど…)
『よろしくお願い致します。私はA・アリエッタと申します。』ﾆｺｯ
レ「！？」
正直名前は名乗りたくないが位が低いものから名前を名乗るのは一般的な貴族としてのルールだ
案の定彼女は私の名前を聞いて目をパチクリさせていた
表情豊かだな〜
レ「私はレアナ・ロイズと申します。その、貴方の髪は金色だとお聞きしたことがあるのですが…」
そんなのは嘘だ
私は貴族のルールを少ない時間で学ばなければいけない
だから社交パーティーも一度しか行ったことがない
それも、伯爵家までしか集まらないパーティーだ
それに私は名を名乗っていない
お父さんもお母さんも使用人も、私の異常さは理解してるだろうし言う訳がないのだ
『その、失礼ですがどなたからお聞きしたのでしょうか？残念ながら私は美しい金色の髪は持ち合わせていないのですが…』
少し下を向いた
演技をしているのは申し訳ないが騙されてくれ！
レ「え、あ、えっとですね…う、噂なので誰から聞いたか覚えていませんの…」
明らかに視線外したね、この子貴族としてやっていけるのか？
だけどこのままではダメだ
この子はわかっていない
君は転生したばかりだ
君が転生するまでその子は悪女だった
周りから見れば彼女が私を甚振っているように見える
もしくは、私が地位が高いものを困らせている
これではいけないのだ
『それにしても、貴方の婚約者様の髪は金色でしたね。入学式でも美しい髪をなびかせ堂々と振る舞う姿は貴方のように美しかったです。よければお話を聞かせていただけませんでしょうか？』
レ「え、グルッペン様のこと！えっと、グルッペン様は…((「ちょっと貴方！レアナ様とお話なんて百年早くてよ！！！」」
あ、めんど
そうよそうよといきなり会話に割り込んできた令嬢方
彼女たちはレアナちゃんのおこぼれをもらいたいだけなのだろう
ゲームだと取り巻きっていう設定だったらしい
子爵家のラーニャ様、子爵家のスーフィー様、伯爵家のルマンド様…
この人達なら簡単に対処できる…
『その、なにかいけなかったのでしょうか？』
「何って！貴方のような身分が低いものが気安くレアナ様と話すことが問題なのよ！」
『あら？レアナ様になんの問題があったのでしょうか？』
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有害物質(プロフ) - 面白いです神作をありがとう (2022年10月24日 19時) (
レス) @page18 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
ピポッ！(プロフ) - どうもです！無理はなさらずに！ゆっくりで大丈夫ですので頑張って下さい^ - ^応援しています‼︎ (2022年9月4日 17時) (レス) @page18 id: b610d4aaaa (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ君(プロフ) - どうも作者です。学校に通いながら掛け持ち常習犯の馬鹿やっていたので、一つひとつの作品を完結させたら更新します。読んでくださっている方々、大変申し訳ございません。 (2022年9月4日 17時) (レス) id: e05e4fe3d7 (このIDを非表示/違反報告)
るん - めちゃくちゃ好きです。神作見つけたぜ☆ (2022年7月31日 12時) (レス) @page17 id: c984097aec (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - あ、もしかしなくとも神の方てすね、好きです← (2022年7月24日 3時) (レス) @page17 id: a0a16e52a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMA | 作成日時：2022年6月8日 19時
