38話 ページ40
メ「【カバー】！」
メイプルの叫び声が妙に耳に響く
【カバー】はVIT値が少し上昇されるけど底をつきかけているHPじゃ耐えれない
だったらメイプルはどうなる？
デスする？
大幅なタイムロス、そして何より……
一緒に最後まで戦って勝ちたい…！
そんな思いがあっても、顔を青くさせながらスローモーションのような光景を、じっと眺めることしかできなかった
しかし、メイプルはデスすることはなく体が光りに包まれていた
メイプルとサリーが目を合わせて頷く…
サ「【跳躍】！」
メ「【カバームーブ】！」
サ「勝った！」
勝利を確信したのかサリーが呟く
しかし、怪鳥からは魔法陣が出現した
空中では足場がないし、避けることは不可能
危ない！と心のなかで思うがここからでは何もできないのだ
私のように顔を青くしていた二人に氷の礫がぶつかる
消えてしまった…
そう…
＿＿幻のように
サ「私のとっておきはどうだった？」
メ「【カバームーブ】！…【毒竜】！！」
メイプルの攻撃が見事に直撃すると、怪鳥のHPバーはクリスタルのように割れ、二人は疲れてしまったのか地面で寝転がっていた
二人の息はぴったりでお互いが信頼しあっているのが手にとるように分かる
＿＿羨ましい
私のなかで自分勝手な気持ちだけが残った
二人は小さい頃から友達だけど、私は転校生だったから、中学1年生後半くらいから仲良くなった
だから二人より絆とかはないし、今みたいにまるで二人が一人になったかのようにシンクロすることはできないと思う
だからこそ、二人と一緒に関わっていると、たまに羨ましいと思ってしまうのだ……
私にもよく一緒に遊んでいた友達がいた
小学生の頃の話だし、何年かたったから忘れられているかもしれないが……
近寄りがたいオーラって感じだったけど、実際は女の子っぽい性格をしている頑張り屋さんの女の子だ
また会えたらいいのにな……
『二人ともお疲れwそういえばメイプルさっきの攻撃を耐えたの何だったの？スキル？』
集中しすぎたからか、ぐったりしている二人に話しかける
メ「あ〜…あれ？私もびっくりした。ちょっと待って…」
わかんないってことは知らないスキルを偶然入手したってことなのかな？
私もそんな経験あったな…(※11話参照)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年4月17日 22時) (
レス) @page41 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
虚無(プロフ) - 更新がされてない作品がとても多いですね☺ ある程度話の流れを決めて数話作成しておくと途中止まり無しで書き続けやすいですよ☺ (一つの作品が完結するまで他の作品を作らないこともオススメです☺) (2022年8月16日 8時) (レス) id: dfb21eae4f (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ君(プロフ) - パスワードを思い出せました！と言ってもなんか使ってそうな単語をとにかく入れまくっただけなんですけど (2022年5月31日 20時) (レス) id: e05e4fe3d7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ君(プロフ) - 見てくれている皆様。何故か編集画面が開けなくなりました。ログインしてるからパスワード覚えなくてもいっかと思っていたのでパスワードが全く思い出せません。作品を新しく作り直す可能性があります。(多分内容は変わらない) (2022年5月31日 18時) (レス) id: e05e4fe3d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：YUMA | 作成日時：2022年5月30日 20時
