【2j3j】レンタル彼女は愛されたい (ページ39)

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レンタル彼女VSでぃーてぃーページ39

『いえ、本当に困ってたのでありがとうございます！』

ペコリとお辞儀をして顔を上げれば、見たことがある顔があった。

先程までの意志に満ちた顔ではなく、ちょっと申し訳無さそうに何故か顔を赤らめている。

濃い茶髪に特徴的な赤メッシュ。

普段”画面越し”にみている服装と違うし、メガネもかけてるけど、メイクとかでも色々誤魔化してる私と違って正体なんてすぐわかる。

『その…三枝明那さんですよね

先輩の…』

「アｯ、、、ハイｯ///

ッス＿＿＿＿！！、じゃなくて！！

…その、如月Aさん、、ですよね？」

顔赤いけど、緊張してるのかな…？

まぁ、私もちょっと緊張してるけど……

『あ、はい

メイクとか髪型とかも変えてるのにわかるものなんですね？』

「えっと…よく配信を見させてもらってるので……」

『そうなんですか？

ありがとうございます！』

「ｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯ///！？！？！？！？！？

て！て！！」

『て……？

……ア！！急にすいません！！！

お仕事モードがまだ抜けきってなくて…！！！』

さっきまでレンタル彼女してたから、無意識で手を握ってしまった…

でも、、、両手で握手するみたいにやってたからセーフ？？？

いやアウトですね！！はい！！！

でもこの慌てよう……

もしかして三枝さんって女性慣れしてないのだろうか？

そんなふうに首を傾げている時…

バチンッ！！！という音がして目を見開く。

『え？三枝さん大丈夫ですか？？』

三枝さんは急に自分の頬を叩き、きれいな紅葉が両頬にできていた。

「いや、もう、こうしないとまともに喋れないと言うかｯ……」

『な、なるほど…？』

「えっと…お仕事中だったんですよね…

邪魔しちゃったみたいで……本当にすいません！！！」

『いや、本当に大丈夫ですから！！

あ、そういえば髪切ったんですか？』

「えっと、さっきまで美容院に行ってて…」

『あ〜、なるほど

さっぱりしててカッコいいですね』