【2j3j】レンタル彼女は愛されたい (ページ26)

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「今なら全部わかるよ…

多方面から、関わったことないライバーにまで愛されてたから、ガチ恋勢とかアンチとかに色々言われたんだろうね……

気にしなくてもいいのに、全部の意見を馬鹿真面目に受け入れちゃったんだよね……

天才って言われて辛かったんだよね、努力を認めてほしかったんだよね……

大丈夫だよ、僕はずっと…Aちゃんのそばに居続けて、ずっと愛してるからね……」

彼女のアンチに僕のファンがいると知りながらこんなことを言ってる僕は、おかしいのかな？

おかしいかもしれないけど、でも君が知らないだけで、にじさんじには僕みたいな奴らがたぁ〜くさんいるんだよ……

「Aちゃんって賢いのに鈍感すぎるよね……」

まぁ、きっとそれだってなにか理由とか過去とかがあるのかもしれないけれど…

そうつぶやきながら、彼女の絹のような髪にそっと口づけをした＿＿＿＿＿＿＿＿＿

あたまがぼーっとする。

ひさしぶりのここちよさをかんじて、ずっとこのぬるまゆにつかっていたくなるきもちになる。

わたしはね、わたしはただ＿＿＿＿＿＿

『っ…』

「あ、Aちゃん？起きた？」

『んっ……ぇ…はッ！叶さん！？ぇ、あ、私ぃ…！？！？！？』

「ふふっ笑そんなに飛び退かなくてもいいのにw」

待ってください！！！

いやだって今私、叶さんの膝で寝て！？！？

というかせっかく時間を空けて遊ぼうとしたのに途中で寝ちゃうとか私ったら……

『ほ、本当にすいませんでした…！！』

「そんな謝らなくてもいいよw僕もAちゃんみたいなかわいい子に膝で寝てもらえて嬉しかったしw」

『いや、でも……』

「ん〜、じゃあさ、今やる予定の歌ってみたが終わったら僕ともデュエットしてほしいかな…？ほら、これで謝罪なしね！」

『・・・そんなことでいいんですか？』

「いいのいいの。他の奴らにも自慢できるしね」

『？？？』

そんなことで自慢できるのだろうか？

なんなら私がリスナーに自慢できてしまうのでは？なんて思いながら渋々了承する。

「いやぁ、でも前初めてあったときはLINE交換できなかったから交換できてよかったよ」

『あぁ、あの時は色々お世話になりました。これでマリカ杯でもちょっといい成績残せるかもです…！』

本当に、叶さんはすごくいい人だ。

私もこんな優しい先輩になりたいな〜。