10話 ページ10
思考回路おかしいのかな?…っと思ったが、もしコイツラがホストじゃなければそういう考え方が普通なのかもしれない。
だってぶるーくさんに抱きつかれてて、顔真っ赤にしてきりやんさんに暴言はいちゃって涙目の私。
うん。きりやんさんってまだマシな人だから納得納得。
『付き合うわけないじゃないですか。というかキスしてきたら普通に嫌ですけど口にキスって恋人でもないのに絶対嫌ですよ』
br「じゃあ恋人になろうよ!いつも言ってるじゃん!」
『ホストの彼氏とかお断りですし遊び人とか絶対嫌なので』
br「だから本気で好きだって言ってるじゃん!…というかそれきんときがやったってマ?」
『マ』
「きんとき覚えとけよ!」なんて言ってるけど白尾って仲いいしネタなんだろうな〜なんて思いながらあくびをこぼす。
kr「はいはい。じゃあぶるーくもどいたどいた」
br「え〜〜〜!!やだやだ!」
『グヘッ…』
きりやんさんに首根っこを掴まれるように私からどかそうとしているが、子供のようにやだやだと言いながら私のお腹を掴んでるせいで、ちょっと痛いし気持ち悪い。
kr「……そういえば今日太客と約束してるんじゃなかったっけ」
br「え、…あ!忘れてた!!」
そう叫ぶと、私をパッと離し部屋から出ようとする。しかし何かを思い出したようにもう一度戻り、きりやんさんになにか耳打ちをする。
そして流れるように私の頬にキスして、ニッコニコの笑顔で「ばいば〜い!」と言いながら部屋から出ていく……
「『ハ/あ”?』」
きりやんさんと同時に声を出したが、きりやんさんの声がちょっと怖い。そして当たり前のようにキスするな色恋クソホスト野郎!!
『・・・じゃあお疲れさまでした!』
彼らのせいで体をよく洗わなければいけないので早く家に帰ろうとぶるーくさんと同じく部屋から出ようとすると、きりやんさんに片手を両手でギュッと握られる。
どうしたのかと思い、私より背が高いきりやんさんを不可抗力で上目遣いになりながらきりやんさんを見る。
『どうかしましたか?』
kr「いや、あのさ、ご褒美の件覚えてる?」
『・・・じゃあ先に上がりますね!』
何のことを言ってるのかを思い出し回れ右して帰宅しようとするが、掴まれている手が緩むことはなく、ゆっくりもう一度きりやんさんに顔を向ける。
なんということでしょう。ニコニコ笑顔のきりやんさんがいるではないですかガクガクブル
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_ - コメント失礼します。他の作品と出来事や会話が似ていると感じたのですが、この小説はご自身で考えられた作品ですか? (2023年3月9日 0時) (レス) id: 1c45d0240e (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年2月8日 13時) (レス) id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
鬼婆 - 滅茶苦茶面白かったです! (2023年2月6日 17時) (レス) @page9 id: 26e3f5c977 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 好きです(告白) (2023年1月15日 19時) (レス) @page5 id: 3a92fc0ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆぅ | 作成日時:2023年1月15日 17時