森の魔女様は不老不死 (ページ3)

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3話ページ3

『撃破…！』

私は、結界の中から魔法で攻撃するという姑息プレイをした。

もしかしたら自分側からなら攻撃できるかもという予想は当たってしまったのである。

それにしても、ステータス通り魔法が使えてしまうとは…。

息抜きに見ていた異世界者の漫画のおかげで、魔法のイメージが用意についたことも良かったのだろう。

【ファイア】って唱えたら炎が出てきたんだよね。

科学的におかしいよね？一体どういう原理なのだろうか？

『レベルは……上がってないのか。』

後もう一匹くらい倒したらレベルがあがるかな？

折角倒したんだし、今日はこのお肉を御飯にしよう！

家の中にあったナイフで、皮を剥いでいく。

正直ちょっと変な感じだ。

精神耐性とやらがなかったら吐いてたと思う。

『…お肉は氷魔法で凍らせとこうかな？…あれ？このキラキラしてるクリスタルみたいなのはなんだろう？』

あの狼の中にあるってことは、ファンタジーの世界だし魔石…ってところなのかな？

魔石とかなら街とかで売れそうだし、街を探してみようかな？

…でも街に降りるってなると、森で魔物に襲われたら大変だから、少しレベル上げをしてからにしようかな？

それに、精霊さんとも仲良くなって話し相手になって欲しい。

精霊さんは何が好きなんだろうか？きれいな花を植えたり、森を大切にしたら関わってくれるようになるのだろうか？

この世界に来たばかりでわからないことだらけだ。

だって私はこの体が何歳なのかもわからない。0歳かもしれないし、もともと不老不死だった人に私という霊が乗り移っただけなのかもしれない。

不老不死って言ったら、周りの人から気味悪がられるような感じがするが、幸い私に親はいないようだ。まぁ、異世界点線初日が森の中でボッチは笑えるけれど。

まぁなんだ！異世界転生したんだから、前世と違ってのんびりスローライフを送ろうではないか！

＿＿その後私は、レベルを上げたり。

畑を耕したり。

街で本を買ったり。

精霊や動物たちとお話したりしながら、異世界生活を満喫していた。

＿＿気づけば500年もの月日が過ぎていた。