森の魔女様は不老不死 (ページ2)

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2話ページ2

そういえば、魔力と言っていたが、自分はどれくらい魔力があるのだろうか？

ここはよくある漫画っぽい感じの言葉……

『…ステータス。』

レベル：1

体力：8
攻撃力：8
防御力：9
魔力：15
俊敏：10
器用：13
知力：14

魔法
・炎属性Ⅰ・水属性Ⅰ・風属性Ⅰ・土属性Ⅰ・雷属性Ⅰ・氷属性Ⅰ・毒属性Ⅰ・光属性Ⅰ・闇属性Ⅰ・無属性Ⅰ・言語理解・精神耐性

特殊スキル
・不老不死
・獲得経験値増加
・魔女の加護
・精霊使い

目の前には透明なパネル上に書かれた、ステータスのようなもの。

正直強いのかどうかもわからない…。

というか……

『…やっぱり不老不死なのかな？』

特殊スキルという蘭に、不老不死と書かれている。

他のスキルの説明も見たけどヤバそうなスキルだ。

不老不死はそのままとして。獲得経験値増加も、経験値が通常の1.5倍を獲得できるらしい。

魔女の加護は、全属性の適性や魔法の魔法レベルを上げやすくなったり、魔法の威力が2倍になるスキル。

精霊使いは、精霊を見たり話たりすることができ、仲良くなれば精霊に力を貸してもらえるらしい。

そういえば、さっきからたまに光が飛んでいるような気がする。

ファンタジーの世界だからと無視していたが、コレが精霊なのだろう。

話せないということはまだ気に入られていないんだろう。

まぁ、話し相手も欲しいから、仲良く慣れることを願うとしよう。

『【結界】』

人まず安全確保をしなくては。

スローライフ初日で不老不死経験なんて悲しいよ？

『よし、現状把握のために外に出てみるか。』

家は後で見るとして、家付近の外の探索を開始したいと思う！

『……畑もあるとか労り尽くせリすぎですな。』

何も植えられてないから、近くに街がないか探して買ってくればいいのかな？

『…？』

いきなり少し奥の方で、茂みがかき分けられたような音がした。

不思議に思い、近くの住民かもしれないと思ったがすぐに臨戦体制をとる。

魔物かもしれないからね。

『なるほど…。』

私が目に捉えたのは、灰色の毛並みを揺らす狼だった。魔物なのかもしれないが、そいつの目は完全に獲物を捉えたかのような目である。

何故私の転生場所が、動物とか魔物がいそうな森なのだろうか……。

狼と戦ったことなんて、もちろんないし、勝てるのだろうか？

『……あ。』

その時私は思いついた。

しかしその作戦はあまりにも”姑息プレイ”だ。